2019/04/11 07:15

ABERRANTのロゴのモデルにもなっている、我が家のペット、テンテンが亡くなってから、6日が経ちました。


飼い始めたのは、僕が高校2年の頃。そう考えると、14年ほど生きたことになります。

テンテンは、"ヒョウモントカゲモドキ"と呼ばれるヤモリの一種で、寿命については「10年は生きる」と言われています。飼育下で20年以上生きた記録もあるそうなので、少なくともテンテンは、平均寿命以上は生きたのか思います。人間でいうと、90歳くらいなのかな。

テンテンは、とても慣れていて、ときどき手に持ってハンドリングをしても動かず、おとなしい性格でした。噛まれたことは一度もないし、鳴き声さえも一度しか聞いたことがありません。(鳴いた理由も不明でした)

犬や猫などと違って、爬虫類は人に「なつく」というよりは、扱いに「慣れてくれる」という表現があったりもします。テンテンが僕に「なついていた」のか、「慣れていた」のかはわかりませんが...


テンテンの様子がおかしくなっていったのは、今年の2月頃からでした。毎年、冬の間である11月〜3月くらいまでは冬眠するか、ほぼ活動しないかで、まったくエサは食べず、暖かくなるとまた元気に動き出してエサを食べはじめていました。

ただ、今年はしっぽが細くなるのが早く、「春まで体力持つのか?」と心配になり、3月にはエサを与えてはじめました。

普段は、週に2〜3回、冷凍のピンクマウス(苦手な方ごめんなさい)を与えていました。でも、今年の3月に与えてみると、口が大きく開かず「このエサは大きすぎるよ...」とでも言われているような状態でした。老化からくる視力の低下もあったのだろうと思います。

はじめは、食欲はあるのにエサを食べられない、といった状態で、「エサの与え方さえ考えれば大丈夫だろう」と楽観的でした。

人工飼料を試してみたり、エサのサイズを小さくしたり、最終的には流動食をつくってみたりと、いろいろと試しました。

でも、なかなかエサを口の中に入れることができず、どんどん衰弱していき、4月5日の朝9時、亡くなりました。

「冬の間にもっとエサを与えておけばよかった」「もっと短い感覚でエサの与え方を試行錯誤すればよかった」「獣医にみてもらったほうがよかったのか」などと、亡くなった後も、つい後悔の念が頭に浮かんだりはします。でも、考えたって仕方ない。


今朝、テンテンが暮らしていたケージを、やっと掃除して撤去しました。それまでは、家に帰るたびにケージが目に入り、テンテンがいるような気持ちになって、なんだか重い石が心に乗っかってくるような気持ちでした。やっと、気持ちの整理に向けて動けた気がします。

普段はYoutube上で活動しているので、動画で報告することも考えましたが、こういうことを動画でしゃべるというのは、あまり得意ではないです。文字で綴ったほうが自分と向き合えるし、気持ちの整理もつくだろうと。だから、こうしてみなさんにブログで報告することを選びました。


テンテン、14年間おつかれさまでした。
よし